体験教室
実施日時:2021年2月7日(日)10時〜15時
会場:郡山西中学校
国内外から訪れる観光客に対し奈良の魅力を存分に伝え、
より深く充実した体験を提供する為のガイド人材養成を目的としたセミナー
『E +SDGs なら新しい学び旅』。
この『E +SDGs なら新しい学び旅』は、
“旅前””旅ナカ””旅後”三つのブロックで構成されています。
コースを周る前に、座学によって学びの入り口を広げる“旅前”、
実際にコースを周る”旅ナカ”、
そして旅の中で何を学んだのか、何を感じたのか表現する”旅後”。
“旅前””旅ナカ”を経た中学生達の”旅後”表現の場として今回実施されたのが、
テレビ・ラジオ・劇場で活躍する吉本興業所属のベテラン漫才コンビ、
まるむし商店の磯部公彦氏を講師に迎えた、
『まるむし商店磯部のクレイアニメ』教室です。
現在、タレント活動の傍らSDGsをテーマにしたクレイアニメ作品をYouTube上で発表するなど、クレイアニメ作家としての顔も持つ磯部氏。
その磯部氏によるクレイアニメ教室に参加するのは、
「奈良SDGs新しい学び旅」のモニターツアーを体験した郡山西中学校の生徒達です。
磯部氏のクレイアニメ作品の特徴でもある「SDGsの観点」と、
モニターツアーに参加した中学生たちが旅後に感じ取った事をマッチングさせ、
クレイアニメで表現してもらう事が今回の教室の狙いです。
開始時間となり、会場となる郡山西中学校の美術教室に磯部氏が登壇。
漫才師さながらの話術で中学生の心を解きほぐすところから、
このクレイアニメ教室はスタート致します。
今回のクレイアニメ教室は、クレイアニメ内に登場させるキャラクターの造形から、
背景の作成、スマホアプリを利用してのアニメーションの撮影までの工程をわずか5時間で終わらせるという、
にわかには信じがたいスケジュールで行われます。
生徒たちの「本当にできるのか」というプレッシャーも少し漂う中、
作業開始の時間がやってきました。
参加する中学生達は二つの班に別れ、それぞれの作品の完成を目指します。
事前に決めた役割分担を確認しながら、作業に取り掛かります。
造形には白以外にも色付きの粘土を使用します。
事前に生徒達はキャラクターの設定表やストーリーボードを用意。
質の高さと生徒達の熱量に磯部氏も驚かされます。
ここからしばらく作業時間に入り、黙々と作業が進められます。
その間、磯部氏は影避けの作成など、
作品には直接関わらないながらも生徒達のサポート役に回ります。
作業が進むにつれ、徐々に作品の片鱗が見え始めてきます。
キャラクター造形、背景が出来上がったところで、
ダンボールを利用した即席の撮影時スタジオに背景をハメ込んでいきます。
磯部氏の指導のもと、撮影がどんどん進んでいきます。
生徒達の努力をより良い作品へと昇華させる為、指導にも熱が入ります。
糸を使ってキャラクターを動かすなど、
磯部氏直伝の技術を駆使しながら完成に向けて一気にスパートをかけます。
そしてついに作品が完成。待ちに待った上映会が行われます。
中学生達が0から、たった5時間で作ったとは思えない2つの作品の完成度に、
先生や周りの大人達も思わず唸りの声をあげます。
生徒達も感慨深げに自分たちの作品を見上げ、思わず笑みがこぼれます。
この観賞会をもって5時間に渡るクレイアニメ教室が終了。
磯部氏から総括とお礼の言葉が述べられます。
その後は参加した中学生達から磯部氏に向けてお礼の挨拶。
最後に磯部氏、生徒、先生を含めて記念の写真撮影も行われました。
教室の終了後はメディア各社が参加するリモートでの囲み会見を実施。
質疑応答に対し、磯部氏が回答しました。
“旅後”のブロックとして今回行われた『まるむし商店 磯部のクレイアニメ教室』。
今後も様々な”旅後”の表現の場をクレイアニメ教室以外にも、展開していく予定です。