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学級新聞_24号

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第24号 2023/8/14 発行
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◆目次
[1] 奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
[2] はばたけ ルリセンチ No. 23
[3] 実行委員長コラム
[4] お知らせ

 

[1]奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
問合せ報告

 

実施日 地域 区分 人数
2023/9/29 大阪府 小学校 287
2023/11/17 奈良県 中学校 130
2024/9/11 石川県 中学校 71
2025/4/25 石川県 中学校 200
2025/5/14 石川県 中学校 57
2025/5/14 石川県 中学校 176
2025年度 佐賀県 未定 未定
未定 東京都 大人 2030
未定 東京都 大人 5

 

[2] はばたけ ルリセンチ No. 23

 

 

[3]実行委員長コラム
皆さん、暑い日が続きますね。
この暑さで体調をくずされている方もふえているようで、とても気になります。暑さは日本だけでなく地球全体に及んでいるようで、世界各国で災害が頻発しています。
秋田の線状降水帯による水害も大変ですが、カナダの森林火災やお隣中国も天安門をはじめ大規模水害が起きて、大変なことになっています。
今回カナダで起こった森林の焼失面積は約13万1000平方キロ。日本の国土面積が37万平方キロなので、日本の国土の1/3にあたります。
地球の持続可能性にますます危機感が募りますね。

 

ところで先日、学び旅推進協議会の会議が開催され「旅行商品」としての学び旅の未来について話し合いが持たれました。
そこで今回は商品としての「奈良SDGs学び旅」を考えてみたいと思います。

 

商品としての「奈良SDGs学び旅」を考える(前半)

 

■発地型観光と商品としての旅行
旅行も様々なチャンネルを通して購入する商品の一種です。
かつては旅行代理店の店頭にたくさんパンフレットが並んでいました。
自分で企画するオーダーメイド型の個人旅行もあれば、最初からコースが組まれている団体旅行もあります。
そこから気になる方面を選んでカウンターで相談したりしたものです。

個人旅行には自由さがあり、団体旅行には自分だけでは発見できない旅の面白さがありますね。こういう旅行商品を個人だけでなく団体も含めて「発地型観光商品」と言います。

 

今や旅行購入の入口(チャンネル)の大半が代理店のカウンターからネットの時代となりました。
JTBやJALなどや、「阪急交通社」や「クラブツーリズム」などの旅は皆さんよくご存じでしょう。それ以外に宿を選ぶ「旅の窓口」や「一休」などもあります。
そういったチャンネルの夏旅ランキングは北海道か沖縄が定番となっています。
実は、これらもすべて「発地型観光旅行」です。

 

こういった個人旅行と異なり、我々が販売する修学旅行は学校という団体向けです。
学校が旅行代理店に発注するオーダーメイド型の団体旅行なのです。
今までは旅行代理店が、先生のニーズを聞いてオーダーメイドに作っていたものなのです。

 

■修学旅行の歴史
ところで修学旅行とはなんでしょうか。
またいつ頃始まったのでしょうか。
修学旅行の最初は東京師範学校(現在の筑波大学)が「長途遠足」という名前で、野外の軍事教練と文化財の見学等の2つが合わさったものでした。
京都大学の学生が奈良の月ヶ瀬まで「長途遠足」に来た歴史も残っています。

 

1901(明治34)年3月、文部省令第3号により中学校令施行規則が公布され、その第13条で、兵式体操・軍事教練が体操科の中に位置づけられ、従来修学旅行と一体化していた軍事訓練的な側面が分離されることとなりました。その結果、女子も修学旅行に参加することになりました。
私の母のころは鉄道に乗って鎌倉まで修学旅行に出かけていました。
この全生徒が参加する「修学旅行」。実は日本独特の旅行スタイルなんです。

 

個人的な高校の修学旅行の思い出は、生徒が何もかも決めるというものでした。
どこに行くか、何を見るか、この期間のバスは誰とどういうスタイルで班別行動するか、そんなことまで要望がありました。
これを担当した修学旅行委員は本当に大変で、出発前の行程設定から、しおりの作成も含めて連日居残り、旅行中も毎晩会議でした。

「生徒の自主性に任せて取り組ませてもらえる」といえば良いのですが、受験生であるはずの高校生には負担の重いものだったな、と振り返ると感じています。
そういった経験があるので学校の先生が子供たちをどこに連れていくのか、何を学ばせるのか、ということを考えるのは本当に大変なことと思います。
学校の先生は修学旅行という名目のために保護者から大金を徴収します。責任をもって生徒に何を学ばせるか、そういうことを考えて行先と行程を選択しなくてはなりません。

 

画一化された時代には、無難に奈良と京都を選んでいれば良かったのですが、長い歴史のある修学旅行も、戦後の価値観の多様化の中で大きく変化し始めました。
これまでの画一化されたものだけでなく、歴史教育に対して「平和教育」が重視され、京都奈良で歴史を学ぶという選択が取られなくなり始めたのです。
沖縄・広島の戦争体験者との交流など、学校の先生方が生徒に学んで欲しいこと、生徒や保護者のニーズをくみ取ったものを様々に選び始めたのです。
さらには、体験学習というものもニーズが増えてきました。信州でのスキーやトレッキング等、スポーツが主流でした。
これが現代までの修学旅行の歴史です。(次回に続く)

[4]お知らせ
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