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学級新聞詳細

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NEWS PAPER DETAIL

学級新聞_22号

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第22号 2023/7/4 発行
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◆目次
[1] 奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
[2] はばたけ ルリセンチ No. 21
[3] 実行委員長コラム
[4] お知らせ

[1]奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
問合せ報告

実施日 地域 区分 人数
2023/10/12 岡山県 小学校 134
20234/6/8 千葉県 中学校 235

 

実施報告

実施日 地域 区分 内容 人数
2023/6/21 神奈川県 中学校 フィールドワーク 176
2023/6/22 奈良県 高校 SDGs講義+

フィールドワーク

48

 

[2] はばたけ ルリセンチ No. 21

 

[3]実行委員長コラム 2025年日本国際博覧会協会に行ってきました!
先週、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会に行ってきました。

私は、奈良SDGs学び旅の件もあり、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟には個人会員として参加しております。

 

日本ユネスコ協会連盟は、終戦直後の1948年に創設されたNGOです。
UNESCO憲章の理念に基づき、教育や文化の普及・振興を通じたさまざまな活動を国内外で実施している組織です。NGOとして、設立当初から全国的に活発な活動をすることを通じて、日本の国際連合教育科学文化機関(UNESCO)への復帰を後押したのでした。UNESCOへの復帰をきっかけとして、日本は国連など国際社会への加盟を承認されるようになりました。
そういう意味で、この協会は戦後日本の国際交流の原点となったのでした。

 

当日は、国際局国際部というところで、お話を伺ってまいりました。
ここは、世界各国からの出店を受け付けたり、単独では参加できない途上国のために共同館を作成したりと、参加国の紹介を通じた国際交流の進展、貿易・投資の拡大につながる機会となるようなきっかけ作りを担当する部署です。
また、国際機関である国連との調整も担当されています。

 

万博においては「国連」はとても重要なセクターなのです。
一言で国連といっても、そこにはたくさんの専門機関や関連機関(Specialized agencies and related organizations)が存在します。
日本には、20を超える国連諸機関の事務所があります。東京だけでなく全国に事務所が設置され、日本における拠点として活動するとともに、日本人に国連がより身近な存在となるよう努力をされています。

例えば、奈良には国連世界観光機関(UNWTO)の事務所がありますね。

 

世界保健機関(WHO)はコロナ感染症でとても注目された専門機関で、コロナ下での発表は世界各国に影響を与えたことは皆さん、よく理解されていると思います。
大阪の花博跡地にある国際連合環境計画(UNEP)は、環境分野を担当しています。マイクロプラスチックや地球温暖化など人類が直面している地球規模の環境課題の解決に向けて、各国に専門家を派遣し持続可能な開発への取り組みに関する政策立案を支援するという、環境に関連した活動を進めています。環境保全の専門家として、SDGsをグローバルに推進していく役割を果たしています。

 

では、なぜ万博において「国連」が重要なのでしょうか。
万博を認定する国際博覧会協会Bureau International des Expositions、BIE、のページを日本語訳して見てみましょう。

 

What is an Expo ? 万博って何でしょう?
本文訳)
博覧会は、魅力的で我を忘れるようなアクティビティを通じて、選ばれたテーマへの旅を提供することで、人類が直面している根本的な課題の解決策を見つけることに特化した世界的なイベントです。 政府によって組織、促進され、各国や国際機関(公式参加者)を結集するこれらの主要な公共イベントは、何百万人もの来場者を集め、新たなダイナミクスを生み出し、開催都市に変化を促す能力において比類のないものです。
引用:国際博覧会協会 https://www.bie-paris.org/site/en/what-is-an-expo

 

1970年の大阪万博のイメージとは、なんだか全く違いますね。
現在の万博は、単なる「お祭りさわぎ」や「技術の進化」などをアピールする場ではなく、
「人類が直面している根本的な課題の解決策を見つけることに特化したイベント」だと明記されているのです。

 

私たちは、世界規模で「感染症」という人間の生命の危機に直面し、一部とはいえ国際社会の平和と安定が崩れた結果、原油や食料品の価格上昇に直面し苦しんでいます。
これは、環境問題だけでなくグローバル社会が直面する課題が新たに増えたことを意味しています。

 

このような目まぐるしく変化する国際情勢を見ると、「いのち輝く未来社会」という本万博のテーマは、偶然とはいえ、とても皮肉に聞こえます。
果たして、「いのち輝く未来社会」を私たちは実現できるのでしょうか。

 

残念なことに、WHOも国連も役に立たない、という意見を耳にすることが増えました。

 

感染症の問題や国際社会の平和と安定を実現するためには、
●急速な感染症拡大が二度と起きないよう、途上国も含めた防疫体制と感染症対策の強化→先進国による各国の検疫強化のための支援
などが必要ではないかと思います。

 

万博の本来的意義を見つめなおし、世界に対して日本社会が提言できることを改めて考えることも大切ではないか、と考えながら自宅に戻りました。

 

SDGsは2030年に見直しとなります。
今回の万博では、それにむけてSDGs FOR Beyondを提示することが重要だといわれています。
国際社会・国連との関係の中で、日本が果たすべき役割は極めて重要なのです。
ぜひ、皆様にもこの万博に興味をもっていただけたらと思います。

 

[4]お知らせ
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