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学級新聞_79号

SDGsジェンダー平等仁徳天皇女性首相孝謙天皇(称徳天皇)農耕社会

学級新聞_79号

【第79号 2025/10/28 発行】
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[1] 奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
[2] はばたけ ルリセンチ No. 78
[3] 当社代表取締役によるコラム
[4] お知らせ

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[1]奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
●問合せ報告
実施日2025/12/02 青森県 高校 84人
実施日2027/5/12 富山県 中学校 181人
実施日2027/5/14 富山県 中学校 100人
実施日2026/7/14 東京都 中学校 120人

 

●実施報告

 

 

 

[2] はばたけルリセンチ No. 78

 

 

[3]当社代表取締役によるコラム

日本初の女性首相誕生と歴史的比較から見る未来への展望

2025年、日本で初めて女性の首相が誕生しました。この歴史的快挙は、日本社会におけるジェンダー平等の歩みと、政治の新たな扉を開いた瞬間といえるでしょう。女性が国家の最高責任者を担うことは、過去の日本史を振り返っても稀であり、法的手続きに基づいて正式に国家から任命され、政治のトップとして権力を行使した女性は、奈良時代の孝謙天皇(称徳天皇)以来約1250年ぶりといえるのではないでしょうか。このことは、現代社会において大きな意義があります。

 

奈良は古代において日本の政治・文化の中心として栄えた地であり、古代より多くの歴史的転換点を見守ってきました。その地から生まれた女性リーダーが、令和の時代に首相として選ばれたことは、地域社会にとっても大きな誇りです。また、奈良の歴史的多様性や女性の社会進出を象徴する出来事として語り継がれるでしょう。

 

ところでAIに狩猟採集社会から農耕社会に変わることを人類史的に語れば、どのような意味があるのか聞いてみました。

 

「人間の生活を支える技術が文化や暮らしを塗り替え、制度と価値観を更新してきた」というストーリーが見えてきます。最初の大転換は狩猟採集から農耕への移行でした。約1万年前まで地球上における人類の総数は400万人といわれています。定着率は低く、生活は気候や生態系の変動に伴い、食料をも詰めて移動する生活でした。保存や分配の仕組みも脆弱でした。栽培・牧畜の確立は食料供給を豊かにし、人口を増やし、定住を可能にし、都市・神殿・官僚制・租税といった国造りの基礎となりました。しかしながら、豊穣は格差を生む元でもあります。私有と身分、戦利品と租税、男性中心の相続と労役が固定化し、暴力の独占を掲げる国家は治安と収奪を同時に繰り返すことになりました。」

 

一方、日本は縄文という狩猟採集の歴史と弥生という農耕社会への転換を国土から確認して長期歴史を観察できる稀有な場所です。他の地域であれば引用部分のように表現される時代から、男性中心ではなく女性が組織のトップにいました。卑弥呼は巫女のような存在であり、霊的な力によって統治の正統性を得ていました。これは、暴力ではなく信仰と儀礼による統治を形成しました。女性が霊的な中心にいたことは、社会の価値観が男性中心の力の支配ではなく、調和・自然・循環を重視していたことを示唆します。

その後、日本を統治した仁徳天皇は、「民のかまど」の逸話で知られるように、竈から煙が登るまで減税をして為政者が民の生活を見守り、苦しみを理解しようとする姿勢を示し、収奪ではなく共生を目指す政治を示しました。国民を「御宝(みたから)」と表現するのは、民を尊い存在として扱う思想が込められており、農奴化とは異なる思想が存在していたことがうかがえます。それゆえ、最も尊敬されたということを墓の巨大さで示しています。

 

日本初の女帝である推古天皇も統治時代に、聖徳太子に「十七条憲法」を定めさせました。

その第一文は「和を以て貴しとなす」です。暴力の独占といわれる時代に日本では「和」を説いているのです。

 

日本の古代社会はAIが解説するような時代ではなかったようです。

日本初の女性首相は、どんな政治を行ってくれるでしょうか。

卑弥呼のように外交を活発化し、推古天皇のように才能のあるものを抜擢し、世界最古の印刷物を大量に残した孝謙天皇のように千年を先取りした未来の技術を産み出してくれるかもしれません。

 

日本の女性リーダーが奈良から産まれたことを少し楽しんでみませんか。

 

 

[4]お知らせ
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住所:〒630-8305 奈良県奈良市東紀寺町2-10-1
Web:http://nara-manabitabi.com/

 

当社代表取締役紹介

代表取締役 川井徳子

株式会社学びの旅 代表取締役。同社の前身である奈良新しい学び旅推進協議会の立ち上げに尽力し、2020年~2025年まで実行委員長を務める。奈良を舞台にした探究型学習プログラム「奈良SDGs学び旅」を企画・開発し、商品化。教育と地域をつなぐ新しい学びの仕組みを創出した。