二元代表制多選市長奈良奈良市長選挙政策協定選挙
【第73号 2025/7/22 発行】
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[1] 奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
[2] はばたけ ルリセンチ No. 72
[3] 当社代表取締役によるコラム
[4] お知らせ
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[1]奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
●問合せ報告
●実施報告
実施日2025/7/16 東京都 中学校 東大寺コースF/W 115人
[2] はばたけルリセンチ No. 72

[3]当社代表取締役によるコラム
新しい地方自治の時代へ
自民党の参議院選挙での大敗が報じられています。筆者がこの文章を執筆していた当初から、与党が参議院選で大きく議席を失う見通しでしたが、結果として自民党は衆議院に続き参議院でも多数派を失う事態となりました。かつて圧倒的な支持を受けた安倍晋三政権期を経て、国政においても大きな転換点を迎えています。
こうした政治の節目において、国民民主党の存在感が増し、れいわ新選組や参政党などの新興勢力も支持を広げています。多党化が進む中で、地方自治の現場でも、これまで長期にわたり首長の座を維持してきた多選市長に対する挑戦は、従来以上に困難で複雑なものとなっています。
そのような中、参議院選挙と同時期に行われた奈良市長選挙には、大きな注目が集まりました。5期目を目指す現職市長に挑んだのは、奈良市議会の多数派から推薦を受けた現職市議会議員です。この候補者には、日本維新の会、公明党、国民民主党、さらには自民党を離党した議員らが支援に加わり、政策協定を結んで連携を図りました。
特に、維新と公明の共闘という構図は、関西の有権者にとっても意外性のあるものでした。政策協定の内容は公開されており、「多選市長に多数の議員が追随する」というこれまでの地方選挙の構図とは異なる、極めてユニークな政治状況が奈良市で展開されていました。
また、この市長候補者は大学院で二元代表制を学び、現在も博士論文に取り組む実践派であることも注目に値します。多選市長のもとで地域の声や議会からの請願が市政に十分反映されないという課題に対し、実践と理論の両面からアプローチする姿勢は、「地方自治の現場からの実践的研究」とも言えるものでした。
しかし、今回の市長選挙では、現職市長が5選を果たし、新たな候補は惜しくも落選という結果となりました。政党の枠を超えた政策協定による挑戦は実を結びませんでしたが、その取り組みが示した「連携の可能性」は、今後の地方政治に一石を投じるものだったといえるでしょう。
奈良市で展開されたこの一連の動きは、新しい地方自治のかたちを模索する試みであり、今後も各地で類似の動きが広がっていく兆しを感じさせます。たとえ結果に結びつかなかったとしても、多様な価値観と協調による政治のあり方を模索する姿勢は、これからの日本の民主主義において欠かせない視点となるでしょう。
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代表取締役 川井徳子
株式会社学びの旅 代表取締役。同社の前身である奈良新しい学び旅推進協議会の立ち上げに尽力し、2020年~2025年まで実行委員長を務める。奈良を舞台にした探究型学習プログラム「奈良SDGs学び旅」を企画・開発し、商品化。教育と地域をつなぐ新しい学びの仕組みを創出した。