【第61号 2025/2/05 発行】
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[1] 奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
[2] はばたけ ルリセンチ No. 60
[3] 実行委員長コラム
[4] お知らせ
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[1]奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
●問合せ報告
・2025/5/07 静岡県 中学校 56名
・2025/12/04 岐阜県 小学校 55名
・2025/5/29 大阪府 中学校 237名
●実施報告
・2025/1/22 埼玉県 中学校 東大寺コースF/W 75名
・2025/2/04 三重県 中高一貫 オンライン講義 111名
[2] はばたけルリセンチ No. 60
[3]実行委員長コラム
【ランタン・フェスティバルと長崎ちゃんぽん】
日本商工会議所が主催の『全国商工会議所観光振興大会2025 in長崎』に行ってまいりました。
当日は、ランタン・フェスティバル開催期間(1月29日~2月12日)で、町はとっても華やかでした。観光客は冬の平日にも関わらず少し多めで、新幹線が満席でした。
長崎にはいろんなご縁があり、ハウステンボスもあり、今まで何度か足を運んでいます。
ただ、長崎市内は久しぶりだったので、駅前の大きな変化に驚きました。西九州新幹線の建設も含め、長崎市・長崎県が力を合わせて「まちづくり」を進めてきたんだなぁと、その努力に敬意を表したいなと思いました。まさに「阿吽の呼吸」という気がしました。
住民が力を合わせている感じがします。
ランタン・フェスティバルは、元々、中華街の人々が春の訪れを祝う「春節」のお祝いでした。
それが、平成6年から町をあげての光のページェントとして規模を拡大したことで、冬の一大風物詩となったのでした。色とりどりのランタンが様々な造形物でかたどられていて、とてもきれいな光の回廊が出来上がります。
この時期に長崎に来たのは初めてでしたので、来年は家族でぜひとも訪れたいなあと、うっとりと見とれておりました。
そんな長崎の名物「長崎ちゃんぽん」も空港で食べてきました。
実は私は、もちもちとした独特の太麺と野菜たっぷりのスープがお気に入りで、ちゃんぽんの大ファンなのです。
ところで、皆さんは、ちゃんぽんのうまさの秘訣をご存じですか?
今回の観光振興大会の講演で初めて知ったのが、ちゃんぽん「麺」に使うかん水です。
かん水とは、中華麺を作る際に使われる食品添加物で、炭酸ナトリウム(粉末等の固形かん水は炭酸カリウム)を主体としています。このかん水を小麦粉に混ぜることで、麺に独特の風味やコシを持たせているのです。中華麺がうどんなどに比べて黄みがかっているのは、小麦粉に含まれる色素にかん水が作用して発色したからなのです。
ところが、長崎ちゃんぽんでは、唐灰汁(とうあく)という独特の素材が使われています。
唐灰汁とは、明治時代末に中国から長崎へ輸入されて以降、長崎の中華街で取引されるようになった100年の歴史を持つ食品添加物です。
第二次世界大戦後の混乱で輸入が止まった時は、成分を分析して日本国内でも作られました。
あの太さと独特のコシは、この唐灰汁なしにはできないのです。
これが、長崎ちゃんぽんの秘密だったのです。
長い歴史の積み重ねでうまれた「長崎ちゃんぽん」は、唐灰汁の輸入が止まって製造の危機に陥った時代もありましたが、人々の伝統食として今や日本中で愛されるものとなりました。
普段食べているラーメンとどこが違うのか、とても納得できたのでした。
原爆で苦しんだ長崎の町が、いまは平和と共にあり、いきいきと輝き続ける町に変貌を遂げています。
ちゃんぽんはそのシンボルのような存在と感じた、長崎の夜でした。
[4]お知らせ
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