学級新聞_42号ページ。まるごと世界遺産のまち 奈良で学ぼう 奈良SDGs学び旅

ふんころがし
pagetop
奈良SDGs学び旅って? 新着情報 動画紹介 お問い合わせ SDGsとは? コース紹介 教育旅行/企業研修 イベント申込 ログイン 会員登録 ENGLISH HOME
学級新聞詳細

学級新聞詳細


NEWS PAPER DETAIL

学級新聞_42号

学級新聞_42号

第42号 2024/5/7 発行
________________________________________
[1] 奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
[2] はばたけ ルリセンチ No. 41
[3] 実行委員長コラム
[4] お知らせ

 

[1]奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
問合せ報告

実施日 地域 区分 人数

実施日 地域 区分 人数
2025/2/14 大阪府 中学校 180
未定 奈良県 中学 未定

 

実施報告

実施日 地域 区分 内容 人数

実施日 地域 区分 内容 人数
2024/4/24 福井県 中学校 フィールドワーク 213
2024/4/25 静岡県 中学校 オンライン

SDGs講義

57

 

[2] はばたけ ルリセンチ No. 41

[3]実行委員長コラム
*********************************
持続維持可能なまちづくりと奈良
*********************************

先日、東大寺にゆかりのある方とお話しする時間がございました。
その方は、「最近、このあたりのスーパーがなくなり、東大寺の旧境内にある小学校も近隣小学校と統合されて廃校の可能性がある。東大寺には世界中から観光客が訪れるが、住んでいる住民の生活環境は悪くなるばかりだ。インバウンドの人々も地元のここに住む人と触れ合いたいのではないか。こんなに日常生活が不便になると、ここに住む人がどんどん減ってしまう。これで本当の観光といえるのだろうか。」とおっしゃっていました。

 

そんな悲鳴に近いような、同時に観光を振興する者として、とても耳の痛いお話です。

 

東大寺の創建は728年。
まもなく創建から1300年となります。
この間に、平家や、松永久秀と筒井順慶の対立の中で、焼き討ちにあっています。
しかし、二度の焼失から東大寺は不死鳥のように、伽藍の復興を果たしています。

そして現在は、数多くの参詣客を集めています。

 

しかしながら、ほとんどの人は「鹿」に注目するばかりで、そこで暮らすお坊様や寺方の方々がどんなご苦労をされているか、ほとんど興味を持っておられないように感じます。もちろん、奈良町の便利な所に住む私たちも同じです。ですが、それは、とても残念なことです。

過去に、東大寺のご長老のご案内で、インドのブッダガヤにある日本寺を訪問したことがあります。そこでの一番の思い出は、お寺の幼稚園に通う子供たちでした。
子供たちに日本のクレパスなどの文房具をお渡しするのですが、その時の子供たちの生き生きした様子が目に焼き付いています。

 

観光事業者としては、外国人観光客に対して、見せる、これなら喜ぶだろうというエンタメばかりをついつい考えてしまいます。
ですが、観光客の方々に伝えなければならないのは、「東大寺の華厳の教え」であり、一度も欠かしたことがない「修二会の行法」です。それは今を生きておられるお坊様方が次世代に残そうとされる日々の行法でもあります。
そしてそれらは、奈良に(いや日本国に)とっても本当に大切なものです。

 

東大寺と隣り合う春日大社にも、大勢の神官の方々や巫女さんたちが神様にお仕えされています。

 

先日、春日大社の旬祭のお参りをしてきました。
この1のつく日に奉仕される旬祭は平安時代に始まるお祭りですが、かつての形式に則って執り行われているのは、宮中と春日大社のみだそうです。

 

藤の花が満開の社殿を、鹿とともに歩いてまいりました。
新緑で奈良の緑が輝いていました。
ありがたい、本当にありがたい一日である、と感謝する気持ちがあふれてきました。

 

そして、百年後、千年後にこのありがたい奈良の祈りがどうすれば守ることができるのか、皆で知恵をだして考えないといけないな、と改めて考えさせられました。

 

ぜひ皆さんからご意見を伺いたいなと考えています。
お待ちしています。

 

[4] お知らせ
学び旅学級新聞の感想を募集しています!
実行委員長のコラムや学び旅事務局の活動について、皆様のお声をお聞かせください。
メッセージは、下記メールアドレスにて受け付けております。
皆様のご応募、お待ちしております。
【応募先】manabi-jimukyoku@kirsite.com

学び旅学級新聞へ掲載する記事募集中!
協議会委員へ告知・共有希望の事柄がありましたら、原稿・写真と共に事務局までお知らせください。
無料で記事として掲載し、配信いたします。
配信時期についてもお問合せください。
【連絡先】manabi-jimukyoku@kirsite.com

 

配信:奈良新しい学び旅推進協議会・事務局(公益社団法人ソーシャル・サイエンス・ラボ内)
TEL:0742-20-7807 平日9:00~18:00(年末年始を除く)
住所:〒630-8305 奈良県奈良市東紀寺町2-10-1
Web:https://nara-manabitabi.com/