学級新聞_41号ページ。まるごと世界遺産のまち 奈良で学ぼう 奈良SDGs学び旅

ふんころがし
pagetop
奈良SDGs学び旅って? 新着情報 動画紹介 お問い合わせ SDGsとは? コース紹介 教育旅行/企業研修 イベント申込 ログイン 会員登録 ENGLISH HOME
学級新聞詳細

学級新聞詳細


NEWS PAPER DETAIL

学級新聞_41号

学級新聞_41号

 

第41号 2024/4/23 発行
________________________________________
[1] 奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
[2] はばたけ ルリセンチ No. 40
[3] 実行委員長コラム
[4] お知らせ

 

[1]奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
問合せ報告

実施日 地域 区分 人数
2024/6/11 奈良県 中学校 130
2024/6/18 大阪府 高校 160
2024/10/1 東京都 高校 130
2025/2/14 大阪府 中学校 180

[2] はばたけ ルリセンチ No. 40

 

 

 

[3]実行委員長コラム
大阪・関西万博奈良県実行委員会の設立総会に参加してきました。

奈良県の自治体、商工会議所、交通事業者、観光関係者など、多様な人々が参加する委員会です。
万博まであと1年を切ったというぎりぎりのタイミングでしたが、よくぞ奈良県が参加できる道筋を作れたと思います。
なんだか、サーキットレースを走っているみたいでドキドキします。

 

万博に関しては大きな誤解がたくさんあります。
例えば、「大阪維新の会と大阪府と大阪市の万博だ。」、「月の石とか、マンモスの標本とかを見せるわけのわからないお祭りビジネスだ。」といったものです。

 

前提として、万博とは国際博覧会協会(BIE)と日本政府が契約して開催する日本国の国際事業です。
※BIE公式サイト:https://www.bie-paris.org/site/en/

国際博覧会には下記のような開催意義があります。

 

① 進歩と協力を促進する国際対話のプラットフォームであり、人類が直面している根本的な課題の解決策を見つけるための壮大かつ共通のプロジェクトです。
② 重要なテーマへの没入型で魅力的な旅であり、参加者にも訪問者にも同様に思い出に残る体験を提供します。
③ Expoとはパブリック・ディプロマシー(民間主導の広報文化外交)を通じてソフト・パワーを拡大させる国家ブランディングのためのユニークな場です。
④ 世界への窓口である博覧会において、参加各国は、世界の進歩と対話の縮図である、つかの間のミニチュアの世界を作り出すことができます

 

※BIE公式サイト:What is an Expo? (bie-paris.org)から自動翻訳

現在、国際社会は多くの危機に直面しています。
例えば、コロナというパンデミックを何とか終わらせましたが、いつ、またどのような病原菌でパンデミックが起きるかわからないこと、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルによるガザ地区の虐殺などによって安全保障上のリスクが拡大し続けていることなどです。

そんな中この日本で開催される博覧会が、関西万博なのです。

 

万博には、国連はもとより、FAO、ユネスコ、WHOなど様々な専門機関も参加します。国際社会の抱える課題を解決する場を提供すること、それが万博を開催する本当の意義なのです。
戦争という手段で問題を解決するのではなく、また、分断という形でパンデミックを乗り越えるのではなく、対話と治癒で課題を解決していかなくてはならないことを確認する場なのです。

 

日本国憲法の第9条を大切に考える日本人こそ、この万博のタイミングをとらえて世界発信する機会とするべきだろうと思います。
「和を以て貴しとなす」という聖徳太子の教え。廃仏派と崇仏派の争いを、神仏習合という空間造形で日本一円に広めることで治めた奈良が、世界に伝えることはたくさんあると考えています。

 

日本が国際社会に果たす役割は極めて重要なのです。
奈良県の参画がこれほど立ち遅れたのは、残念でなりません。

 

ところで、大阪・関西万博TEAM EXPO 2025に関する事業として、本協議会と連携して事業を行っている公益社団法人ソーシャル・サイエンス・ラボが事務局を担う「関西・歴史文化首都フォーラム in NARA」が、5月16日に奈良公園バスターミナルで開催されます。

 

【詳細/お申込み】:奈良|関西・歴史文化首都フォーラム (kansai-rekishibunka.com)

ここで、奈良県のもつソフト・パワーを再確認していただければと思います。
本フォーラムでは、無形文化遺産と有形の世界文化遺産について話される予定です。

世界最古の木造建造物・法隆寺、古都奈良の世界遺産など、奈良には数多くの世界文化遺産があります。しかも、それぞれの世界文化遺産が、創建当初の命脈を保ち続けています。

 

東大寺のように二度も戦乱に巻き込まれても、創建当初に戻したいという願いを込めて復興を果たした寺院もあります。
何よりすごいのは薬師寺。この現代社会にあって、写経勧進という形で資金を集め、創建当初の伽藍の復興を果たしました。

 

薬師寺様は、伽藍復興事業を通じて、日本人の心が失われていない、ということを証明したのです。
私たち自身に、伝統文化とそれに対する敬意や祈りを理解させる鏡が、薬師寺の新しい伽藍群です。

 

この伽藍建設には何十年もの歳月がかかりました。
いま、アマゾン・プライムで薬師寺伽藍再建の当初の宮大工である西岡常一棟梁の映画『鬼に訊け』を見ることができます。
しかも、世界中の人が自動翻訳で見られるはずです。世界の人にこの映画を見ていただき、日本人の心の一端に触れていただけたらなあ、と思います。

 

フォーラムでは、伝統建築のお話もあるそうです。

ぜひ、皆様も足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

[4]お知らせ
学び旅学級新聞の感想を募集しています!
実行委員長のコラムや学び旅事務局の活動について、皆様のお声をお聞かせください。
メッセージは、下記メールアドレスにて受け付けております。
皆様のご応募、お待ちしております。
【応募先】manabi-jimukyoku@kirsite.com

学び旅学級新聞へ掲載する記事募集中!
協議会委員へ告知・共有希望の事柄がありましたら、原稿・写真と共に事務局までお知らせください。
無料で記事として掲載し、配信いたします。
配信時期についてもお問合せください。
【連絡先】manabi-jimukyoku@kirsite.com

配信:奈良新しい学び旅推進協議会・事務局(公益社団法人ソーシャル・サイエンス・ラボ内)
TEL:0742-20-7807 平日9:00~18:00(年末年始を除く)
住所:〒630-8305 奈良県奈良市東紀寺町2-10-1
Web:https://nara-manabitabi.com/