第10号 2022/12/20 発行
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[1] 奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
[2] はばたけ ルリセンチ No. 10
[3] 実行委員長コラム
[4] 「日本の食の聖地巡礼 NARA」モニターツアーが実施されます
[5] お知らせ
[1]奈良SDGs学び旅 問合せ報告/実施報告
問合せ報告
実施日 | 地域 | 区分 | 人数 |
2023/10/17 | 広島県 | 中学校 | 210名 |
2023/10/20 | 愛知県 | 小学校 | 70名 |
2024年 | 神奈川県 | 中学校 | 120名 |
2024/5/13.14 | 静岡県 | 中学校 | 124名 |
2024/6/1 | 神奈川県 | 中学校 | 202名 |
2024/6/2 | 神奈川県 | 中学校 | 75名 |
2024/6/4 | 神奈川県 | 中学校 | 90名 |
2024/6/6 | 神奈川県 | 中学校 | 185名 |
2024/6/8 | 千葉県 | 中学校 | 230名 |
実施報告
実施日 | 地域 | 区分 | 内容 | 人数 |
12/7 | 福岡県 | 中学校 | SDGs講義+
フィールドワーク |
167名 |
12/12 | 長崎県 | 高校 | SDGs講義+
フィールドワーク |
82名 |
12/18 | 青森県 | 高校 | フィールドワーク | 104名 |
[2] はばたけ ルリセンチ No. 10
作:谷尚樹
[3]実行委員長コラム
【古墳時代ってすごい】
物事の変化を語る歴史を『定性的な歴史』、数字で具体的にとらえる歴史を『定量的な歴史』、
といいます。
また、世界的視野に立って歴史を見るには、世界がどう変化しているのかを理解する必要があります。
その手法の1つとして、各国の歴史を発展の定義=GDPの成長や人口変化で比較することが挙げられます。
ということで「前回は歴史を定量的に見る」ことについてお話ししました。
そして縄文・弥生時代では人口が9倍になったとお話ししました。
弥生時代はおおよそBC1000年から古墳時代の幕開けまでの、おおよそ1300年間のことを言います。
次は古墳時代です。
古墳時代は、卑弥呼の時代、箸墓古墳(前方後円墳)建設のころを開始とみなします。
<引用元>
読売新聞社
史書を訪ねて「日本書紀」奈良・箸墓古墳
史書を訪ねて 「日本書記」 奈良・箸墓古墳 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)
(最終閲覧日:2022年12月20日)
西暦に直すと、『魏志倭人伝』で卑弥呼の死亡が報告されている、250年より少し前を開始とします。
終了は、聖徳太子の父「用明天皇」ご逝去の年、587年とされています。(学説はいろいろありますが)
この、おおよそ350年の時代が古墳時代です。
奈良時代の人口を鬼頭さんが5~600万人と推計しています。
数多くの推計から、古墳時代末期の600年と奈良時代初期の700年とみても大きなずれはなく、古墳時代にかなり人口が増えたことが分かるように思います。
弥生時代に1300年かけて9倍の60万になった人口が、古墳時代350年でまた9倍の約540万に拡大したのです。
(人口データは『小山修三・杉藤重信「縄文人口シミュレーション」1984』より引用)
この人口の成長は近代日本、明治から昭和にかけての産業革命時代の人口の成長、と同じくらいの伸びにあたります。
これはすごいことではないでしょうか。
明治元年(1868年)~平成15年(2003年)の終わりまでの135年で、3480万の人口が1億2760万、おおよそ3.6倍に増えました。
古墳時代とは、日本の産業革命の時代と同様に、人口増加・経済成長するのに成功した時代だったのです。
さらに言えば、それを350年間持続できた輝かしい時代だったということが分かります。
そのあとに訪れたのが、飛鳥・白鳳時代であり、奈良時代です。
しかし、現代の私たちは人口減少に頭を抱えています。
350年間も人口が増え続けるどころか、現在の人口すら維持できないのが私たちです。
若者が生活苦で結婚できない、子供をたくさんは育てられない。
そんな時代が平成・令和の時代です。
欧米にキャッチ・アップすることで経済成長していたはずが、いつの間にやら引き離され、経済成長率ではこの30年間世界170番目(最下位)となっています。
古墳時代から、現代のわれわれが学ぶこと、大切なことがあるように思います。
次回にはその話をしてみたいと思います。
まもなく新年を迎えます。
来年はコロナ禍が終息し、ロシアが侵略を終えて世界に平和が戻るそんな年になって欲しいですね。
どうぞ、良い年をお迎えください。
[4]「日本の食の聖地巡礼 NARA」モニターツアーが実施されます
「日本の美食のはじまりは奈良にあり」というコンセプトのもと、料理研究会の海豪うるる氏に監修頂きプロジェクトがスタート致しました。
今回のモニターツアーは清酒をテーマとしており、発祥の地を巡りながら日本酒とのマリアージュも体験することができます。
実施は、来年の1月9日・10日の2日間です。
プロジェクト内容について、詳しくはコチラ
↓↓↓↓
ならっこWEBサイト:日本の食の聖地巡礼NARA | 美食のルーツは奈良にあり (narakko.jp)
[5]お知らせ
学び旅学級新聞の感想を募集しています!
実行委員長のコラムや学び旅事務局の活動について、皆様のお声をお聞かせください。
メッセージは、下記メールアドレスにて受け付けております。
皆様のご応募、お待ちしております。
【応募先】manabi-jimukyoku@kirsite.com
学び旅学級新聞へ掲載する記事募集中!
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無料で記事として掲載し、配信いたします。
配信時期についてもお問合せください。
【連絡先】manabi-jimukyoku@kirsite.com
配信:奈良新しい学び旅推進協議会・事務局(公益社団法人ソーシャル・サイエンス・ラボ内)
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