第3号 2022/9/13 発行
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◆目次
[1] 奈良SDGs学び旅問合せ報告/実施報告
[2] はばたけ ルリセンチ No. 02
[3] 実行委員長コラム
[4] 奈良SDGs学び旅ガイド育成プログラムがスタート
[5] イベント報告
[6] お知らせ
[1]奈良SDGs学び旅問合せ報告/実施報告
学び旅の問合せ報告
実施日 地域 区分 人数
実施日 | 地域 | 区分 | 人数 |
2022/10/28 | 奈良県 | 中学校 | 96名 |
2022/11/4 | 奈良県 | 中学校 | 150名 |
2022/12/12 | 長崎県 | 高等学校 | 280名 |
2023/3/1 | 富山県 | 中学校 | 40名 |
2023/5/9 | 静岡県 | 中学校 | 58名 |
2023/10/25-26 | 広島県 | 中学校 | 270名 |
2024/4/23
2024/4/25 |
石川県 | 中学校 | 134名 |
2024/4/23
2024/4/25 |
佐賀県 | 中学校 | 144名 |
学び旅の実施報告
実施日 | 地域 | 区分 | 内容 | 人数 |
8/29 | 岡山県 | 中学校 | SDGs講義
フィールドワーク |
88名 |
8/31 | 奈良市内 | 大人 | SDGs講義 | 6名 |
9/2 | 岡山県 | 中学校 | オンラインSDGs講義 | 88名 |
9/7 | 島根県 | 大人 | フィールドワーク | 4名 |
9/9 | 岐阜県 | 小学校 | オンラインSDGs講義 | 56名 |
[2] はばたけ ルリセンチ No. 02
[3]実行委員長コラム
◆共通だが差異ある責任
持続可能性に疑義が生まれた現代において、大人世代は次世代との間に「共通だが差異のある責任」があることを自覚して学びなおす必要があるでしょう。
この言葉は1992年リオデジャネイロで開催された地球サミットにおいて、先進国と途上国の間で使われました。それが国連で2000年に採択されたミレニアム開発目標( Millennium Development Goals: MDGs )として結実していきます。先に豊かになった先進国が、後からやってきた開発途上国とは責任において差異があることを認める内容であったのです。
気候変動・人口増加・生物多様性の劣化など今から30年前から叫ばれてきましたが「地球の温暖化」は、世界全体で取り組むSDGsの大きなゴールの一つへと生まれ変わったのです。
「なぜ、1300年もの長い時間持続できたのか、その為に人々はどのような営みを続けてきたのかを考えることは、これからの持続可能な社会づくりを考えるスタート地点となる。過去の人々から現代の我々に、持続可能な社会づくりに何が出来るかが、問われている。」(中澤静男 )
実行委員長 川井の見解<奈良を課題解決型人材の育成の場に>
私は中澤先生と同じ時期に同じ大学で西洋史を学びました。
そこでは、日本に関する歴史はほとんど出てきません。
せいぜい、中国に渡ったマルコポーロが「黄金の国」と憧れた程度のことくらいです。
「奈良SDGs学び旅」では日本が東洋の一国としてお隣の中国から先端技術を取り込む話が基礎になって始まります。
東アジアの国がお隣と仲良く付き合っている歴史をリアルに感じ取ることが出来ますね。
私たち奈良に住む人間の役割は、この場所で体験することによって日本の歴史と国際関係を日本の人が再認識すること、それを世界に届けることではないでしょうか。人々の交流を促していくことにあります。
これから奈良での観光は変わります。
単なる歴史の一幕を物見遊山である場所から、持続可能な社会をつくるための課題解決型人材育成のフィールドとなるのです。
世界史の中に日本史を位置付けることを通じて、グローカルな視点を養い、地域のローカルな営みを歴史から学びなおしてもらう「学びの場」となるのです。
その変化を生み出すために、皆さまの協力が必要となります。
この活動が世界的課題の解決につながることを願ってやみません。
ぜひ、これからも協議会の活動にご指導とご協力をよろしくお願い申し上げます。
[4] 奈良SDGs学び旅ガイド育成プログラムがスタート
第2回 奈良SDGs学び旅ガイド育成プログラムが終了しました
中澤先生・大西先生より、学び旅のガイドで重要なSDGsの基本知識と、生徒の学びを引き出すテクニックについて講義をして頂きました。受講生は、講義の中で自身の意見を発表したり意見交換をしたりと、教員としても重要な知識を自身が主体となって学んでいました。
【プログラム名】第1回 奈良SDGs学び旅ガイド育成プログラム
【日 程】2022年9月1日(木) 13:00~16:00
【会 場】奈良教育大学
【講 師】奈良教育大学 中澤静男教授/大西浩明特任准教授
【参加者】奈良教育大学生 1年生2名 ※3名欠席
【内 容】1コマ40分の座学を3つ実施。SDGsと生徒の気づきを引き出す手法を学びます。
・SDGsの基本理解
・奈良で学ぶSDGs
・主体的な学びを引き出す手法
第2回 奈良SDGs学び旅ガイド育成プログラムが終了しました
フィールドワークを交えた実習として、実際に東大寺を歩き、講師ガイドから本番時の対応方法について実戦的に学びます。
【プログラム名】第2回 奈良SDGs学び旅ガイド育成プログラム
【日 程】2022年9月8日(木) 13:00~16:00
【会 場】奈良商工会議所/東大寺
【講 師】奈良まほろばソムリエの会 友松洋之子氏
【参加者】奈良教育大学生 1年生2名 計2名
【内 容】・奈良商工会議所にて、ガイド時のポイントについて座学研修を行いました。
その後東大寺へ移動し、実際にガイドを体験しその手法について学びました。
[5]イベント報告
奈良商工会議所主催の、企業向けSDGs促進プロジェクトが
はじまりました
奈良に受け継がれ息づく歴史・文化・ヒト・モノをSDGsの
視点でビジネスに活かす手法を学びます。
基本講座編
【日 程】2022年8月31日(金) 10:00~12:00
【会 場】奈良商工会議所
【講 師】奈良教育大学 中澤静男先生
奈良ストップ地球温暖化の会 理事長 当麻潔氏
【対象者】奈良商工会議所の会員
【参加者】8名
【料 金】無料
【プログラム】
・SDGsの基本理解
―SDGsの基本とSDGsの視点をもつー
・SDGs×ビジネス活用
―ビジネス視点でのSDGs 脱炭素経営から始める環境対策―
【Webサイト】
奈良商工会議所 - 学ぶコンテンツ (google.com)
中澤静男先生
当麻潔氏
[6]お知らせ
事務局からのSOS!!
奈良SDGs学び旅のご予約を受け付ける中で、会場の空き状況や日にちのバッティング、見学スケジュール等で受け入れが難しい案件が増えています。
今後、更なる問合せ件数の増加に伴い、対応策検討の必要性が高まることが予想されます。
色々ご相談させていただく機会も増えて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
学び旅学級新聞の感想を募集しています!
実行委員長のコラムや学び旅事務局の活動について、皆様のお声をお聞かせください。
メッセージは、下記メールアドレスにて受け付けております。
皆様のご応募、お待ちしております。
【応募先】manabi-jimukyoku@kirsite.com
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配信時期についてもお問合せください。
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