単なる見学ではなく、「気づきを引き出す学びの場」です。東大寺・ならまち・春日山原始林といった歴史文化遺産を舞台に、経験豊富なガイドが少人数班に同行。「教える」のではなく「問いかける」ことで、生徒自身が持続可能な社会のヒントを発見していきます。また、班ごとにルート設計されるため、安全面と学習への集中を両立。1,300年続く奈良の姿と、現在直面している課題の両方をその場で体感することで、教室では得られないリアルな学びを実現します。
フィールドワークは、奈良の歴史や自然の特徴を生かした3つのコースで構成されています。
複数の班が同時に活動できるよう、各班が重ならないルート設計を行っています。
当日は、たくさんの知識をもつ経験豊富なガイドが同行します。
ただ説明を聞くのではなく、問いかけや対話を通して学びを深めるのが特徴です。
このフィールドワークは、解説を一方的に伝える「案内型」ではありません。
ガイドが投げかける問いに対して、生徒同士が考え、話し合い、自分なりの答えを見つけていくプロセスを重視しています。
「なぜ1300年間続いてきたのだろう?」「この仕組みは、今の社会にも使えるのだろうか?」
そんな問いが、学びを“自分ごと”へと変えていきます。
奈良の歴史文化遺産には、人々の工夫や協力、自然との関わりが今も息づいています。
フィールドワークでは、それらを手がかりに、持続可能な社会づくりにつながる視点を探究します。
この体験が、このあとの学習や事後探究につながる「問い」となります。
| コース | 1班人数 | 班数 | 定員 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 東大寺コース | 8〜10名 | 24班 | 240名 | 合わせて 24班/240名まで |
| ならまちコース | 8〜10名 | 8班 | 80名 | |
| 春日山原始林コース | 8〜10名 | 10班 | 80名 | ― |
※組み合わせて最大320名
探求ポイント
東大寺コースでは、752年に建立された大仏様を中心に、人々の協力や技術の力が社会を支えてきた歴史を探究します。大仏様は当時の最先端技術を結集して造られ、また多くの人が寄進や労働で参加しました。
平和な社会や、自然とともに生きる世を願って造られた大仏様には、現代の「持続可能な社会」にもつながる思いが込められています。一人ひとりの小さな行動が集まることで、大きな社会を動かせることを学ぶコースです。
| 集合/解散場所 | 東大寺ミュージアム前 |
|---|---|
| ルート |
|
| 所要時間 | 60分~120分 |
| このコースで学べるテーマ | 防災、リサイクル、公共の福祉、歴史・文化学習、国際理解、SDGs、世界遺産、伝統行事 |
探求ポイント
ならまちコースでは、古い町家が残るまちなみを歩きながら、人の暮らしとまちが、どのように守られ、続いてきたのかを考えます。
建物や景観を守る工夫、暮らしの知恵に目を向けることで、社会を持続させるためのルールや仕組みの大切さに気づいていきます。
「このまちの何を守り、どう未来へつないでいくのか」地域の視点から、持続可能な社会づくりを考えるコースです。
| 集合/解散場所 | 元興寺 東門 |
|---|---|
| ルート |
|
| 所要時間 | 90分~120分 |
| このコースで学べるテーマ | 昔の暮らし、まちづくり、防災、SDGs、世界遺産、歴史・文化学習 |
探求ポイント
春日山原始林コースでは、千年以上にわたり守られてきた原始林をフィールドに、人と自然の関係を探究します。
春日山原始林は、利用を制限するルールや人々の意識によって現在まで守られてきましたが、近年は鹿の食害による森の生態が変化しているという課題もあります。自然を「ただ守る」のではなく、「どう関わるか」を考えることが、このコースの大きなテーマです。
自然環境と共に生きるための視点が、現代の環境問題やSDGsへとつながります。
| 集合/解散場所 | 春日大社 国宝殿前 |
|---|---|
| ルート |
|
| 所要時間 | 90分~120分 |
| このコースで学べるテーマ | 環境保護、環境保全、野生動物との共存、SDGs、世界遺産、歴史・文化学習 |