匠が語る 薬師寺 受け継がれる技と祈り
1300年の歴史を刻む薬師寺を舞台に、
世界無形文化遺産「伝統建築工匠の技」にふれる
特別なガイドツアー
ご案内するのは、薬師寺の修復に長年携わってきた専属の棟梁。
建物の歴史にとどまらず、古代の匠が遺した「技」に光を当てて語ります。
未来を担う私たちが学ぶべき、職人の精神が随所に息づいています。
ただ美しさを眺めるのではなく、構造を見て感動する――そんな唯一無二の体験を、
匠の視点とともにお楽しみください。
15~30名
約120分
¥9,900~
英語対応可能
※14名以下はご相談ください
※英語対応(通訳)は事前にご相談ください
ツアーの見どころ
01東塔の修復に携わった
宮大工の棟梁が伽藍をご案内
東塔の解体修理の際、棟梁が実際に部品一つひとつを手に取ったことで見えてきたのは、千年という時を支え続けた緻密な構造と設計の妙。
技術的な凄さだけでなく、その巨大な塔を陰で支えた“もう一つの力”にも迫ります。
さらに、棟梁の師が残した言葉や、作業を通して深く胸に刻まれた「仕事に向き合う心構え」もご紹介。
特別案内人 宮大工 石井浩司 氏
02棟梁の作業場での道具体験
匠の手ほどきで紐解く薬師寺を支えた道具
通常は立ち入ることのできない棟梁の作業場を特別に訪問します。
奈良時代の建物を復興するために復元された古代の大工道具を、棟梁の指導のもと実際に手に取り、木を削る感触や道具の重みを確かめながら体験していただけます。普段見ることのない作業場で、職人が受け継いできた木工技術や建築の工夫を間近に学ぶことができる貴重な機会です。
長い年月を経て守られてきた建築技術の奥深さを、肌で感じていただきます。
03一文字が歴史を紡ぐ
心の復興を願う、お写経体験
お写経とは、仏典を一文字ずつ丁寧に書き写す仏教の修行であり、字を丁寧になぞることで心を落ち着け、今の自分の生き方や感謝の想いを見つめ直す機会となります。
納めた写経は伽藍の堂内で末永く供養され、健康祈願・家内安全・ご先祖供養などを込めた奉納のかたちとしても故人・ご自身を想う時間となります。
用具一式を揃えた椅子席のお写経道場で、僧侶の指導のもと安心して写経に取り組めます。
案内人ご紹介
薬師寺宮大工 石井浩司 氏
昭和35年岡山県生まれ。14歳で祖父に弟子入りし大工の道へ進む。29歳まで倉敷市で働く。
平成2年に薬師寺の復興を担当していた池田建設薬師寺出張所に入り、西岡常一棟梁の下で宮大工として修業を始め、大講堂・回廊などの復興に従事する。
平成17年に退職後、薬師寺専属の宮大工として国宝東塔の修理に携わる。
ツアー行程
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薬師寺へ到着
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1
僧侶のお話とお写経体験(約40分)
薬師寺の僧侶によるお話で、お写経の意味や作法を学んだ後、静かな道場で実際にお写経を体験します。心を整えるひとときをお楽しみください。
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2
宮大工と巡る薬師寺境内見学(約60分)
棟梁・石井氏による講話のあと、伽藍や塔を案内付きで見学。職人の視点から、薬師寺の建築美と復興の物語に触れます。
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3
作業場見学と大工道具体験(約30分)
復元された古代の大工道具を棟梁が実演。希望者は実際に道具を手に取り、職人の技を体感できます。
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終了
ツアー詳細
開催日/開始時間
通年(リクエスト受付) /9:00~15:00
※行事や修復工事等でご希望に添えない場合がございます
対応言語
日本語/英語(通訳にて対応)
定員
30名
※30名を超える場合はご相談ください
料金表
日本の方
インバウンド(英語通訳)
15名~20名
12,100円(税込)/人
13,200円(税込)/人
21名~30名
9,900円(税込)/人
11,000円(税込)/人
※価格に含まれるもの:石井棟梁ガイド料/お写経代/会場代/拝観料/ガイドブック代/(翻訳料)
キャンセルポリシー
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